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[ 376] Microsoft Expression ファン:2006年03月 - livedoor Blog（ブログ）
[引用サイト] http://blog.livedoor.jp/acrylicfan/archives/2006-03.html
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会場でも、Macユーザーをよく見かける（リンゴマークのラップトップで一目瞭然）「一種不思議な光景」というコメントは、面白かった。やっと、興味本位ではない、まともな記事が出てきたので、もうちょっとExpressionに対する注目度が上がってくれるといいのだが。 同じように、ProductPriceを選択して、自分で価格が表示されるようにデータバインディングを設定してみよう。 なお、ここで表示される商品説明および価格は、いずれも左のコラムで選択状態になっている最初の商品のものである。 - 画面の左下にタグ属性情報を表示するエリアがあり、そこでどのようなXSLT属性が適用されているか見ることができる。画面上でマージンやパディングをマウス操作で変更でき、それがリアルタイムで属性情報表示エリアに反映される。 Lyndaは、ウェブデザインという考え方の普及に貢献した人として、少なくとも米国でのウェブデザイナーの間では非常に有名な存在だ。 あまりにこうした過去とのつながりが強いため、今回のデモを引き受けるのはかなり勇気を要したと思う。彼女の書いた本は、Mac向け専用ということはないし、安易にOS戦争に組したわけではないが、デザイナーのカルチャーとして、これまで、Microsoftははっきり言ってブラウザ以外は眼中にないな存在だったからだ。しかも、Netscapeとのブラウザ戦争では、デザイナーは互換性を維持するためにかなり苦労をさせられていたし、もともとMacを使っている人が主流なこともあって、判官びいきとあいまって、NetscapeよりMicrosoftには批判的な人が圧倒的に多かったのは事実だ。 「最近になって、Microsoftがユーザに対してアプローチするスタイルが変ってきた」と別のブロガーが書く。「企業向けのスタイルでユーザーに説教するような感じではなく、情熱的な使命感に燃えた献身的な小さな開発チームとしてユーザーコミュニティにアプローチしてきている。サイトにしても、 CTPという形で未完成品を一般公開してウェブ上に公開されたフォーラムでフィードバックを得ようとするスタイル、Mixのようなイベントにユーザーを集めて直接に意見交換しようという試みなども、こうしたアプローチの変化を物語っている。Microsoftは、自らとユーザーの間にある「居心地の悪さ」を解消していくため、自ら腰を低くしてユーザーの意見を取り込もうと努めている。 Harvard Busness Schoolの教授クレイトン・クリステンセン氏の有名な著書イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすときは、大企業が、過去の成功に囚われて自ら開発した技術革新を生かすことができず、あるいは、自らのビジネスに破壊的な新規技術にうまく対処できず、小さな企業に負けてしまう構造を分析した名著だ。革新的であればあるほど、新しい技術が生み出す新規市場が既存の市場と衝突することが多く、それを無視することで、あとで墓穴を掘るというプロセスは、必ずしも技術革新に限られた話ではないと私は思う。技術的には、特に革新的ではなくても、過去のビジネスと衝突要因のある新規市場への参入すれば、既存組織内で抵抗が生まれがちなのは否めないからだ。 というわけで、上記のようなカルチャーの変化が、本社のあるアメリカでは目に見える形で出始めているし、Lyndaの例のようにある程度の効果も生み出し始めているという点で、Microsoftの場合は他の大企業が成功しなかった「イノベーションのジレンマ」の克服に勝算が出てきているのかもしれない。 日本を含め、米国以外にも同じような変革を組織的に広めていくことができれば、ユーザーとMicrosoftがお互いに感じている「居心地の悪さ」も軽減されていくだろう。 - デザインウィンドウでは、ページの構造に応じて、アウトラインを部分的に閉じて隠したり、また開いて表示したりすることができ、どれだけの情報が表示されるかをコントロールできる。 - 定義されたスタイルは、管理画面内でドラッグして（複数選択可能）移動可能になっており、またプレビュー機能がついているので、管理と選択が非常に簡単。 - 同じフォーマットボタンの組み合わせを使った場合は、新規のスタイルが作成される代わりに定義済みのスタイルが適用される。 - 他のウェブエディタで見たことがない機能として、スタイルが適用されている例が一つしかない場合、それが異なるスタイルに変更された場合は、自動的に作成されたスタイルの定義は削除される。これはどうやらLyndaが見せたCSS属性の設定ダイアログボックスでユーザが設定を管理できるようだ。この機能は個人的にいろいろと試してみたいが、CTPが出るまでは待つしかない。 - ダイアログボックスを使ってスタイルのクラス定義を編集する方法を使うと、既存の定義で使われている属性はボールドで表示される。 - そのほかの興味深いCSS機能として「適用済みスタイル」がある。選択されたテキストに影響する、継承されたものも含めて、全てのスタイルが表示される。こうしたリストの中でスタイルを選択すると、継承ルールによって、どの属性の定義が優先されるかが分かる。CSS初心者で継承ルールが分からない人には非常に役に立つ機能だ。 - 一つはアクセシビリティチェッカー。ユーザが指定したサイトあるいはページのレポートが作成される。まず、自動的にチェックできず、人間が確認しなければいけないサイト全体に渡る項目が並び、次にチェッカーが検出した問題がページごとに並ぶ。問題項目をダブルクリックすると、コードビューが開き問題のあるコードにジャンプする。 キーノートは、かなり俯瞰的な内容になっており、デモを除くと、具体的な情報に欠けている。このため、オンラインで流れている情報も、IE7など、特定の部分に特化した解説が多い。しかし、俯瞰的であるということは、これがMicrosoftの施政方針演説のようなものであるということだ。盲人が象を触るがごとく、おそらく、私の感想も、全体の一部にクローズアップすることになるだろうが、キーノートの内容を一つ一つよく意味を考えていくと、Microsoftの考えている戦略が見えてくる。 サーバー側は、デバイスに関係なくデータの処理に専念できるようになるので、相手はブラウザに限る必要はなくなる。デスクトップ常駐型ミニアプリ（Gadget）でもいいし、Origamiなど様々なデバイスにも対応可能になる。また、クライアント側も、サーバーとの一対一の対応から解放され、複数のサーバーからデータを集めてくるということが可能になる。キーノートで、Atlasが通信する相手のサーバーとして、必ずしもASP.NETに限定されないという発言があったことは注目に値する。.NETと他のベンダーによるWebサービス(特にJava)はXMLベースのSOAPを介してかなり互換性が高く、こうした技術を利用することにより、必ずしも相手が同じプラットフォームでなければならないということはないということか。 一方、以前にMicrosoftの戦略を考察したときに、現状のウェブはあくまでコンテンツが主役の立場にあり、機能を提供するというサイトは数が少ないという現実があることを指摘した。今回のキーノートで、BBCのデモの紹介は、まさにコンテンツが主役であるBBCのサイトでこうした技術がどう使われるかを示したものだ。ブラウザではなく、Gadgetによるアクセスにより、ビデオの閲覧や再生など、リッチメディアのアクセスや利用法においてユーザー体験が変ることを示唆している。しかし、Microsoftの戦略に穴があるとしたら、こうしたサービスが存在することをいかにして知らしめるか、あるいはユーザが探せるか、という「告知と集客」の問題に対するソリューションだ。 現在のWebビジネスでは、SEOが大きな話題になっている通り、むしろこちらの方が切実な課題になっている。.NETイニシアティブについても、利用可能なサービスを開示するUDDIという仕組みはあるが、現実には殆ど機能していない。 つまり、「情報の発見」「情報の告知と集客」という問題に対し、直接マイクロソフトとしてのソリューションは、すくなくとも現段階では明確に していないにせよ、集合知的なアプローチを可能にする基礎技術はいろいろとそろえてきているということだ。新しいビジネスモデルを構築するチャンスかもしれない。 EGDのWeb出力機能を試すために仮にでっち上げたウェブサイト用のグラフィックの作成に、写真を使用。写真を二階調に変換して、「ファイル > イメージのインポート」で取り込んだ後、「オブジェクト > イメージ > イメージのオートトレース」でパスに変換した。パラグライダーとパイロットを結ぶラインは、効果線。パラグライダー上のロゴは、普通の画像ファイルを取り込んで、まるで表面に張られているように、遠近ツールを使って変形。 オートトレースの設定の意味が分からないので、とりあえず試行錯誤を重ねたが、そこそこいけたのではないかと思う。 まずは、チュートリアル用のファイルを探す。通常にインストールが完了していれば、以下のフォルダに探しているファイルが見つかるはずだ。 - 要素を別のシーンにコピー＆ペーストする際に、要素だけでなくそれにリンクされた全てのリソースも一緒にコピーされる 透明度が徐々に変化しているところがお分かりいただけるだろうか。単にOpacityを変えるだけだと、円全体の不透明度が変わってしまう。 次に、選択されたMainGridを囲む水色の太い線の上にポインタを重ねてみよう。水色の線は、ルーラと呼ばれ、選択されたアイテムを操作するための機能を提供する。Gridの場合、ポインタをルーラ上に重ねると、Gridを分割する赤い線が表示され、この状態でルーラ上をクリックすると、その場所に、分割線が追加される。Gridというアイテムは、このように、分割線で区切ることにより、レイアウトを実現するのである。 バナー広告などでは、FlashやアニメーションGIFにもまだまだ活躍の余地があるので、EGDにウェブ機能がある以上、こうした機能も当然サポートされるべきだと思うのだが、EIDとの住み分け上、こうした機能が敢えてつけられていないと解釈していたので、今のEIDを見、また上記のような記事を読むと、「じゃあ、何のためにこうした機能を外したの」と思わざるを得ないのだ。 |
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