発進とは?/ プロミス
[ 322] iPod nanoが垂直発進、初登場1位で早くも市場塗り替える勢い | BCNランキング
[引用サイト] http://bcnranking.jp/flash/09-00004043.html
アップル撤退後にシェアを伸ばしているのは、クリエイティブメディア。2.5%の伸びではまだ物足りないが、これからに期待が持てる。一方で、HDD10GB超の大容量タイプでは、ソニーや東芝が若干シェアを伸ばし、アップルは若干シェアを落としている。しかしいずれも1%に満たない動きであり、このカテゴリでーはアップルの強さにほとんど変化はない。 本命のシリコン部門ではどうだろう。8月の第3週までは、ソニーが首位の座にあったこのカテゴリーだが、アップルが首位を奪還したのが8月第4週。以来両社の差は大きくなる一方だった。nano 発売でその差は決定的となり、アップルはこのカテゴリーを一挙2倍に拡大させ、過半数を制覇する52.3%のシェアを握った。 さて、いよいよiPod nanoが属するシリコン大容量のカテゴリーである。まさに垂直の立ち上がりだ。それまで25%前後であった販売シェアが、一気に79%にまでジャンプアップ。シェアはちょうど3倍に膨れ上がったことになる。アップルではこれまで1製品しかラインアップしていなかったカテゴリに主力をドカンと投入してきたことで、派手な立ち上がりになるのは当然といえば当然。しかし、このような極端な動きを見せるグラフはなかなか目にするチャンスはないだろう。 これまで最も売れ筋だったminiを捨て、すべてnanoに移行するというのは、なかなか普通では考えられないことだ。とりあえず売れているminiを温存しておき、売れ筋との食い合いが生じないカテゴリーに新製品を投入するのが普通だろう。現在手にしている売上や利益をむざむざとリスクにさらすことは誰も好まない。 しかし、今回アップルが取った戦略はまったく逆だった。miniが売れている要因は、miniという製品の魅力もさることながら、その容量・価格のバランスがニーズにマッチしてたとも考えられる。そうした売れ筋の「カテゴリー」に最も強力な新商品をぶつけてくるというのは、実は当然の戦略なのかもしれない。しかも値ごろ感を維持しつつシリコンで製品を提供できる最大の容量は今のところこの4GBぐらいが上限。そのためこれまでのminiは「結果的に」存在意義を失い併売するメリットがなくなってしまったということだろう。 この週末販売店を回った感触では、iPod nano の形とその小ささのインパクトがよほど大きかったと見えて、これまで携帯オーディオ売り場であまり見かけることのなかったオジサン層や、nanoを見て初めて携帯オーディオを買うという人も多く見かけた。こうしたユーザー層の裾野を広げることに大きく成功すれば、携帯オーディオ全体のパイを押し広げる効果をも生み出すかもしれない。ここしばらくnanoを中心とする携帯オーディオ全体の販売動向に注目したい。(WebBCNランキング編集長・道越一郎) 当サイトは、ベリサインのセキュア・サーバIDを取得しています。お預かりするあなたの個人情報はSSL暗号化通信により保護されます。 |
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